3 注目されるソーラーシェアリング, 6 政策動向

速やかな脱炭素社会への移行を実現して気候変動の危機を回避することを目的に政策提言を行う、日本独自の企業グループ、日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP、221社加盟)が、2022年4月6日に岸田内閣総理大臣との対話を実施し、「新しい資本主義による気候危機の克服に向けた意見書」を手交しました。 JCLPから岸田内閣総理大臣に「新しい資本主義による気候危機の克服に向けた意見書」を手交 意見書で ...

1 再生可能エネルギーの将来, 3 注目されるソーラーシェアリング

不動産大手、東急不動産が埼玉県東松山市にてソーラーシェアのを中心とした再生可能エネルギーの実証施設『リエネソーラーファーム東松山』を建設することを発表しました。 営農型の太陽光発電施設「ソーラーシェア」埼玉県東松山市内に再生可能エネルギーの実証施設を開発~エネルギー問題、農業問題双方の解決目指す~(2022年4月27日、PR TIMES) 東急不動産は、2014年からいち早く再生可能エネルギー事業 ...

1 再生可能エネルギーの将来, 2 太陽光発電が抱える問題, 3 注目されるソーラーシェアリング

営農型太陽光発電の日本での普及を大きく推進することになりそうな会社が4月に立ち上がりました。そのノータスソーラージャパン株式会社は「農業とエネルギー、そして日本の地域の未来の設計図」を創ることをミッションに、営農型太陽光発電を活用して、農業とエネルギー、そしてその先にある地域の活性化を目指すことを掲げています。 ノータスソーラージャパン株式会社公式サイト 農業と太陽光発電を両立させるソーラーシェア ...

1 再生可能エネルギーの将来, 2 太陽光発電が抱える問題, 3 注目されるソーラーシェアリング

福島県二本松市の地域新電力、二本松ご当地エネルギーを みんなで考える株式会社が、日本初となる垂直営農ソーラーを設置し、3月10日に竣工・売電を開始したそうです。 二本松の地域電力が、日本初の垂直営農ソーラーを実現。4月25日より各社が問合せ受付開始(PR TIMES 2022年4月22日) 二本松ご当地エネルギーをみんなで考える株式会社(通称ゴチカン)は、2019年より二本松市との協力協定のもと、 ...

1 再生可能エネルギーの将来, 3 注目されるソーラーシェアリング

生活クラブ・虹と風のファームに設置した営農型太陽光発電設備(通称「ふぁそらん」)が稼働を開始したと時事通信が報じました。 【生活クラブ千葉】営農型太陽光発電設備(ソーラーシェアリング)「ふぁそらん」が発電をスタート(jiji.com 2022年4月1日) 虹と風のファームは生活クラブ千葉と社会福祉法人生活クラブが共同で設立した農園で、農福連携を始めとし、農業を通じて多様な人が出会い、働きあう場にな ...

1 再生可能エネルギーの将来, 3 注目されるソーラーシェアリング, 6 政策動向

福島県広野町は3月22日、脱炭素社会の実現に向けた基本方針となる「ゼロカーボンビジョン」を策定し、発表しました。2030年度に町内の年間電力消費量の100%相当を再生可能エネルギーで発電する目標を掲げており、その目標を達成するためソーラーシェアリングも促進していく予定とのことです。 30年度に再エネ100% 広野町、ゼロカーボンビジョン策定(3月23日、福島民友新聞) 自治体が二酸化炭素排出を実質 ...

2 太陽光発電が抱える問題, 3 注目されるソーラーシェアリング, 6 政策動向

ソーラーシェアリング研究会での先月2月18日に取り上げた「系統蓄電池」について、新たな動きがありました。政府は3月1日、省エネ法・高度化法等の改正案を閣議決定、現在開会中の第208回通常国会に提出し、2023年4月1日の施行をめざすそうです。 「安定的なエネルギー需給構造の確立を図るためのエネルギーの使用の合理化等に関する法律等の一部を改正する法律案」が閣議決定されました(2022年3月1日、経済 ...

1 再生可能エネルギーの将来, 3 注目されるソーラーシェアリング, 6 政策動向

2022年は年初から、農林水産省が普及に向けた新たな有識者会議を立ち上げるなど、エネルギー政策に関する大きな動きが相次ぎ慌ただしいスタートを切っています。そして、経済産業省からは、「系統用蓄電池」を解禁する方針が発表され、さらにソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)への注目が集まっています。 今まで、太陽光発電では、発電量が天候に左右され、コントロールするのが難しいという弱点を持っていました。そ ...

1 再生可能エネルギーの将来, 3 注目されるソーラーシェアリング

近年頻発している大型台風などの自然災害によって広範囲にわたり停電する被害が増加しています。2019年9月に千葉県を襲った台風15号で約93万戸が停電し遅いところでは復旧に1か月以上もかかっていました。人の命に係わる病院はもちろんのことエレベーター、エアコン、携帯電話など現代社会において電気は欠かせないものとなっています。 この災害で注目を集めたのが太陽光発電と蓄電池でした。自宅の屋根に太陽光パネル ...

3 注目されるソーラーシェアリング, 5 事業開発の課題

ソーラーシェアリングの設置を検討する際、よく「パネルが太陽光を遮ることで作物が育たないのでは?」という質問が農業委員会や生産者からあるようですが、植物には「これ以上、光合成をしなくなる」という光の強さがあります。この時の光の強さを光飽和点といいます。 一定量の光があれば育ち、強すぎる太陽光は使いきれないということです。植物によっては過剰な日光や暑さは逆にストレスになるため、むしろ植物に合わせて適度 ...